Nゲージ 準急穂高/急行おが 製造計画 vol.P16-0

現在の特急「あずさ」の元をたどると、準急「穂高」に辿りつきます。初めて「穂高」の名称が使われたのは 1955年。1960年になると気動車化、電車化されるものが出てきますが、「穂高」は客車列車として存続。
1962年には夜行寝台のみの扱いに縮小され、昼行列車を気動車急行化して「アルプス」になり、最終的に1965年に「上高地」に改称され、「穂高」の名称は消えました。

準急「穂高2号」 1961年(ぶどう2号編成)
号車 資料形式 おがの号車 区間   
  マニ60 単品マニ60 新宿~長野
1h ナロハネ10 1h 新宿~長野
2h ナハフ10  1o 新宿~長野
3h オロ61   2o 新宿~長野
4h ナハ10  4h 新宿~長野
5h ナハ10  5o 新宿~長野
6h ナハ10 6o 新宿~長野
7h ナハ10 7o 新宿~長野
8h ナハフ10 8o 新宿~長野
       
3o オハネ17 3o  
4o オハネ17 4o  
オロ61は、オロ61(P15)で製造のものを使用。

 

牽引機関車:
EF13(新宿~甲府)、下り:DF50x2(甲府~長野)、上り:D51甲府~長野)

 


準急「穂高」とほぼ同じ編成で、急行「おが」が編成できるので+α化。
急行「おが」は、上野~秋田間(東北本線奥羽本線経由)を結ぶ急行列車です。この「おが」が後に寝台特急「あけぼの」となるのです。

1961年に急行「男鹿」(漢字表記)が設定されました。1963年に、「おが」(ひらがな表記)に改称され、1965年には青森に延長された「津軽」が生まれました。1970年に、寝台急行「おが」から寝台特急「あけぼの」へ格上げされました。なお、この時、急行「おが」は気動車化されたものも現れました。1980年に14系化、1983年に20系化(津軽と交換扱い)、1994年に廃止されました。

急行「おが上り2号」  1963年(ぶどう2号編成)
号車 資料形式 穂高の号車 区間   
1o ナハフ10  2h 上野~福島
2o オロ61   3h 上野~福島
3o オハネ17 3o 上野~福島
4o オハネ17 4o 上野~福島
5o ナハ10  5h 上野~福島
6o ナハ10 6h 上野~福島
7o ナハ10 7h 上野~福島
8o ナハフ10  8h 上野~福島
       
1h ナロハネ10 1h  
4h ナハ10  4h  
※1,8号車は、本来スハフ

牽引機関車:
EF57(上野~黒磯)、ED71(黒磯~福島)、
EF16x2(福島~米沢)、DF50(米沢~秋田)


ちなみに「穂高」は長野客貨車区所属、「おが」は尾久客車区所属なので、実際には車輛の共有が行われてはいないと考えられます。