自作室内灯K 試作

試作

Nゲージ室内灯の自作化はいろいろな人が手掛けていますが、私もやっとのことで重い腰を上げて製造したいと思います。

まずは、簡単なところでKATO製車輛への室内灯を試作することに…

TOMIXはちょっとハードルが高いので後回しということで。

丁度、ネタ的には、キハ85がありますので、これを用いて考えます。

自作室内灯あれこれ

Nゲージの自作室内灯は、大きく分けて、

・夕庵式と呼ばれるLED1灯+透明プラ棒

・テープLED式(LED3灯~6灯)

があります。

特徴としては、夕庵式は1灯式なので、低電圧から光りますが、ちょっと工作(ハンダ)が面倒。
一般的なテープLEDは直列3灯式なので、高電圧をかけないと光らず、電圧制御型電源(※1)ではかなり速度を上げないと光らない。
なお、PWM形電源(※2)であれば、低速でも光ります。

といった感じでしょうか。

※1 KATO パワーパック スタンダードSなど
※2 KATO パワーパック スタンダードSXやTOMIX パワーユニットN-1001-CL等。

今回試作するのはテープLED式

準備するもの

テープLED(電球色)
ブリッジダイオード
・ポリウレタン線
銅板
・ヒノキ棒、透明プラ板

ちなみに、コンデンサは使用しない前提。

使うとしてもラジアル型ではなくリード型で安く!(^^;

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0.1mm厚の銅板 

イメージ 2
今回は、3パターン試作します。

6灯タイプ 2個。
3灯タイプ 1個。

難しいことはせずに、単純につないでいます。

銅板は 1.5mm x 25mmです。
264本確保できるので、132輛分作成できる、ってことに。

イメージ 3
TAMIYAの1.7mm厚透明プラ板を10mm幅に切り揃えます。(2個分)
紙ヤスリで適当に傷をつけます。
透明プラ板は、364x257(mm)で、約450円程度です。
10x10mmは約0.5円です。今回125x10mmに切り出したので6.25円/枚となる(たぶん

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ヒノキの 2mm厚の板材にテープLEDを貼り付けます。

真ん中は、6灯LEDを。下は、3灯LEDを。
テープLEDの粘着テープ側が屋根になるので、テープで固定。


イメージ 5
屋根にテープLEDを貼り付けるタイプとほぼ等価な仕組みです。
テープLED固定用の2mm厚の板と、嵩上げ用に床板との接触面だけに同じ2mm厚の板を置いています。
結果:板厚が計4mmでは厚すぎて車輛への収納が不可でした。
   カッターで薄くして調整したけれど量産時には、ちょっと工夫が必要。


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KATOの純正室内灯のように、透明プラ板を経由しての光源です。
1.7mm厚のプラ板なので、厚みに関しては、特に修正不要でした。
結果:非常によさげ。ただ、KATO純正が 1灯で綺麗に灯火していることを考えると
   是非とも3灯化したいところ。


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KATOの純正室内灯のように、透明プラ板を経由しての光源です。
6灯ではきれいですが、3灯だとやはり直下が明るく周辺が暗い、という結果に。
結果:純正でできてるんだから、プラ板の加工でなんとか光を拡散したいところ。


3輛を並べてみると… 

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左から「プラ板3灯」タイプ、「ヒノキ6灯」タイプ、「プラ板6灯」タイプ
やはり3灯タイプの光の偏りが気になる…。ちなみに、

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KATO純正(電球)と比べると、テープLEDはメチャ明るい。
これは、電球が暗いというより、テープLEDが明るすぎ、という気がする。
抵抗をいれて減光するかなぁ・・・(汗


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TAMIYAの透明プラバン。B4サイズ(364x257mm)1.7mm厚 実売価格 ¥450程度
このB4サイズプラ板から125x10mm(¥6.25)を切り出すと72枚=72輛分が切り出せます。お安く自作室内灯が作れそうですね…。