Nゲージカプラー あれこれ

まあ、知ってる人は知ってる当たり前な情報ではありますが、最近始めた(復帰した)私としては、一度、ちゃんと整理したかった課題。。。
 

アーノルドカプラー

Arnold社は、かつてドイツにあった独立した玩具・模型メーカーでした。
現在はホーンビィ傘下のNゲージ鉄道模型のブランドです。
Arnoldは、アーノルド、もしくは、アーノルト("ト"が濁らない)と読むようです。
 
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「アーノルドカプラー」は、アーノルト社が1963年に開発したもので「ラピードカプラー」とも呼ばれます。最近までは、「世界共通のカプラー」として採用されていましたが、近年は、
各メーカー独自開発が進み、統一が崩れつつあります。
標準のカプラーでは自動連結はできますが自動開放はできません。
Mカプラー
「Mカプラー」はTOMIXの機関車に装備されている/いたカプラーで、アーノルドカプラーと互換性があります。専用の「解放ランプ付きレール」上で、磁石の力でMカプラーが上方に上がり、解放可能となります。
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TOMIX 2203
DD51 Mカプラー
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KATO
304 EF66
KATOのものは黒歴史?ぐぐっても全然出てこない(汗
ここまでは、私のず~っと過去の記憶にある情報(笑)
(1980年代までの情報ですね…) 

KATOカプラー/KATOナックルカプラー

よりリアルな形をしているのが特徴で、オプションで自動解放機構を備えた
タイプもあります。
KATOカプラーN
写真↓KATOカプラーN
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アーノルドカプラーを外して簡単に交換できる小型のカプラーで、カプラーの形態がより実感的になります。このカプラーには、自動開放機能はありません。KATOの客車セットなどでは、このカプラーが標準装備されたものもあります。ほとんどの場合、KATO以外(TOMIX、MicroAceなど)の車輛にも取り付け可能です。(自動解放不可)
次項の「マグネ・マティックカプラー」と互換性があります。

 
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ブレーキホースや電気回路といったジャンパ管の表現を追加したものが「KATOカプラーN JP A」です。

アーノルドカプラーからナックルカプラーに交換すると、車両間が短くなり、
より効果的です。
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車輛間隔が間延びしたアーノルドカプラー
イメージ 8車輛間隔の狭いナックルカプラー
マグネ・マティックカプラー
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本写真 (C)Joshin
マグネ・マティックカプラーはアーノルドカプラーとは互換性がありませんが、KATOカプラー/ナックルカプラーとは互換性があります。米国マイクロトレインズ社製のリアルな形態のカプラーです。KATOが輸入し自社の商品番号でも発売しています。
名前に"マグネ"が付いている通り、磁石の力で自動開放できます。自動開放するためには、両方の車輛がマグネ・マティックカプラーである必要があります。
TOMIX TNカプラー(自連型)
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本写真(C)TOMIX
TOMIXでは、KATOのナックルカプラーに対抗するカプラーとして外観のリアルな
「TNカプラー」があります。これは車体に固定されるもので、自動連結・解放はできません。
KATOナックルカプラーと TOMIX TNカプラー(自連型)
基本的に互換性がないので、連結することはできません。
ちょっとだけお互いの突起部分を細工することで連結できるようになるようです。

密連型カプラー

JRなどの電車などで使用されている「密着連結器」(略して「密連」、正しくは「柴田式密着連結器」)を模したカプラーです。
KATO密連型カプラー
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電車のように他の車両と混合して
連結されることがない固定的な編成で使われるものとして使われることがある。
KATO密連型は、ナックルカプラ同様、台車側に取り付けます。
TOMIX密連型カプラー
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KATO密連型同様に、固定的な電車編成で使われるものとして、使われることが多い。
TOMIX密連型は、台車ではなく車体側に取り付けます。