放射能(まとめ)

500mSv:国際放射線防護委員会による人命救助を例外とする上限。
250mSv:福島第一原子力発電所事故での緊急作業従事者に限って適用されている被曝線量上限。
13~60mSv:1日1.5箱のタバコを吸う喫煙者の年間の線量
10mSv:日本国原子力安全委員会の指針では一般人の「屋内退避」。ブラジル・ガラパリの1年間の自然放射線
7~20mSv:X線CTによる撮像。
4mSV:1回の胃のX線撮影
2.4mSV:1年間に自然環境から1人が受ける放射線の世界平均
1.5mSV:1年間に自然環境から1人が受ける放射線日本平
1.2mSV:1日1.5箱のタバコを吸う喫煙者と同居する人が、副流煙から受ける年間の線量
1mSV:一般公衆が1年間にさらされてよい人工放射線の限度
0.2mSV:東京とニューヨーク間を航空機で1往復

Wikipedia書いてあります。で、これをベクレル(Bq)(1日1回あたりの摂取/1Kg)に書き換えると・・・

23,000,000Bq:国際放射線防護委員会による人命救助を例外とする上限。
11,500,000Bq:福島第一原子力発電所事故での緊急作業従事者に限って適用されている被曝線量上限。
590,000~2,750,000Bq:1日1.5箱のタバコを吸う喫煙者の年間の線量
460,000Bq:日本国原子力安全委員会の指針では一般人の「屋内退避」。ブラジル・ガラパリの1年間の自然放射線
320,000~910,000Bq:X線CTによる撮像。
180,000Bq:1回の胃のX線撮影
110,000Bq:1年間に自然環境から1人が受ける放射線の世界平均
68,000Bq:1年間に自然環境から1人が受ける放射線日本平
55,000Bq:1日1.5箱のタバコを吸う喫煙者と同居する人が、副流煙から受ける年間の線量
49,000Bq:一般公衆が1年間にさらされてよい人工放射線の限度
9,000Bq:東京とニューヨーク間を航空機で1往復

さらに、これを365日で割ると、

63013Bq:国際放射線防護委員会による人命救助を例外とする上限。
31506Bq:福島第一原子力発電所事故での緊急作業従事者に限って適用されている被曝線量上限。
1616~7534Bq:1日1.5箱のタバコを吸う喫煙者の年間の線量
1260Bq:日本国原子力安全委員会の指針では一般人の「屋内退避」。ブラジル・ガラパリの1年間の自然放射線
876~2493Bq:X線CTによる撮像。
493Bq:1回の胃のX線撮影
301Bq:1年間に自然環境から1人が受ける放射線の世界平均
186Bq:1年間に自然環境から1人が受ける放射線日本平
150Bq:1日1.5箱のタバコを吸う喫煙者と同居する人が、副流煙から受ける年間の線量
134Bq:一般公衆が1年間にさらされてよい人工放射線の限度
24Bq:東京とニューヨーク間を航空機で1往復

となります。(たぶん)

タバコって福島原発並みに危険(苦笑)なんだけど、テレビでは一切触れませんね(^_^;


ちなみに、ここでの計算でのキモ①は、「これをベクレル(Bq/1日あたりの摂取/1Kg)に書き換えると」です。

まず、「一人当たりの摂取量が1Kg」の妥当性。
特定の放射能を持つ食べ物、飲み物を経口摂取した場合です。
つまり、ほうれん草を1kg食うのはいいんですが(笑)、逆に言えば、それ以外は、水も含めて一切口にしない、という前提です。かなり無理があるような…。

キモ②半減期です。
今話題のヨウ素131と呼ばれるものは、半減期が約8.1日です。これは、約1週間たてば、半分に弱まります。2週間では、1/4、24日では 1/8で、同じ強さの放射線を摂取するほうが困難です。
つまり、365日で割っていますが、これは、あくまでも、等容量の放射能物質が供給され続けなければ計算として成り立ちません。


もうひとつ、放射性物質

原発放射性物質には、大きく分けて「ヨウ素131」「セシウム137」があります。

ちなみに、その昔、原爆、水爆の実験が行われていた時期があるが(つーか、最近でも、日本の近隣で実験やってたな…)、頻繁におこなわれた大気圏内核実験の影響が大きかった1960年代半ばの降雨中の濃度は100ベクレル/kgだったそうな…。


さて、「ヨウ素131」
そもそも、ヨウ素とは何か?というと、体内で甲状腺ホルモンを合成するのに必要な元素であるため、ヨウ素は人にとって必須元素です。つまり、体内に経口摂取すると、ヨウ素は血液中から甲状腺に集まり、蓄積され、「取り込まれる」ことを意味します。通常、食生活の中で海藻などから自然にヨウ素の摂取が行われるが、この場合のヨウ素とは、ヨウ素127のことです。
なお、大量にヨウ素を摂取した場合、甲状腺ヨウ素が蓄積されますが、それ以後にさらにヨウ素を摂取しても、その大半が尿に排出され、甲状腺に「蓄積されない」ことが知られています。
なので、ヨウ素131をブロックする方法は、「取り込まない」という方法は取れず、安全なヨウ素127を事前に体内に取り込んで、体内をヨウ素127で飽和させ、ヨウ素131の取り込みをあふれるヨウ素127で取り込まないようにする方法です。(安定ヨウ素剤

ちなみに、ヨウ素を含んでいる「うがい薬」や「消毒剤」でも効果がある、というのは有名なデマです。


セシウム137」
セシウムアルカリ金属で、水素やリチウム、ナトリウム、カリウムと同じ第1族です。
頻繁に核兵器実験が実施された1960年代前半には、日本人は1日に1ベクレル以上を摂取していたと推定されています。
セシウム137の半減期は、約30年です。経口摂取により、カリウムと置き換わって筋肉に蓄積したのち、腎臓を経て体外に排出されます。セシウム137は、体内に取り込まれてから体外に排出されるまでの100日から200日にわたってガンマ線を放射します。
ただし、チェルノブイリ事故による、「セシウムが原因」による問題はなかった、という見解もあるようです。

というわけで、セシウムについては・・・ちょっとまだ分からん・・・です。