南放水口付近、海水から高濃度のヨウ素131

 経済産業省原子力安全・保安院は26日、東京電力福島第一原子力発電所の南放水口付近の海水から、原子炉等規制法で定める安全基準の1250・8倍の放射性ヨウ素131が検出されたと発表した。
 採取したのは25日午前8時30分。このれを人体への影響を表す数値に換算すると、海水を500ミリ・リットルを飲むと一般人の年間許容量である1ミリ・シーベルトに達するという。
 この測定点では21日の午後に行った採水で、安全基準の126・7倍にあたる、1ミリ・リットルあたり5・066ベクレルの放射性ヨウ素131が検出された。その後、ヨウ素濃度は上昇を続けており、24日午前の採水では、基準の103・9倍に達していた。
 文部科学省の船による沖合30キロ・メートルの海洋調査では、観測値では大きな変化は出ていないとしたうえで、経産省の西山英彦・大臣官房審議官は「海では潮流に流されて拡散して薄まるため、周辺住民に直ちに影響はないと考えている」と述べた。
 原因については「空気中の放射性物質が海に入り込んだか、汚染された水が海に流れ込んだ可能性があるが、特定できない」としている。
(2011年3月26日10時51分  読売新聞)



だそうである。。。

「海水を500ミリ・リットルを飲むと一般人の年間許容量である1ミリ・シーベルトに達するという。」
というのには、かなりの無理がある文章だと思うのだが・・・・。

読売新聞の記者は、海水を 500ML 飲むことが出来るのであろうか・・・・。

全くもって意味不明な、そして、単に不安を煽るだけの煽り記事と思う。

 採取したのは25日午前8時30分。このれを人体への影響を表す数値に換算すると、海水を500ミリ・リットルを飲むと一般人の年間許容量である1ミリ・シーベルトに達するという。

という文章が、

同地点で21日調査した時の10倍高い濃度で、500ミリ・リットルを飲んだ場合、一般人の年間許容量である1ミリ・シーベルトに達するが、保安院は「汚染水は海で拡散し、薄まる。20キロ以内では漁業が行われておらず、健康への影響は小さい」としている。一方、東京電力は、作業員が 被曝 ( ひばく )した同原発3号機以外に、1、2号機でも、高濃度の放射性物質を含んだ水がたまっていることを確認したと発表した。

と、煽りを抑えた記事に書き換わっている。

(2011年3月26日12時09分  読売新聞)