「Arduino で Nゲージコントロールを!」を企画中で、
その視察として、TOMIX TNOSシステムの実演会を
8/6(日)に、両方を見に行ってきました(笑)。
TAMTAMの説明員の方ほうが将来構想などを
具体的に!かつ願望wも含めて、詳しく説明してくれていました(笑)
TNOS
コントローラ
入出力は、4x4のスイッチと4桁7セグ、ロータリーエンコーダ、メモリカード
ポートは、シリアル、I2C、通信A、通信B
スイッチ:現時点で16個すべては使わない。
(将来用で未定義のものがある。例えば信号機スイッチ。)
ロータリーエンコーダー:多段階(カチカチ)なのか、無段階(ボリューム)なのかは不明。
メモリーカード:プログラム格納用。
シリアルポート:3線式。これを使ってNDユニットと接続。
I2C(4線)、通信A、通信Bポート:どれも現時点で未使用の模様。
NDユニットとはシリアルポートで接続し、NDユニット同士はデイジーチェーン。
現時点で、4台のNDユニットまでサポート。
5台目以上は、今後のソフトウェア・アップデートで。有償/無償は未定とのこと。
たしか、将来的に拡張するとしてNDユニットは最大60台?60閉塞?くらいまでが
MAXだと言っていたような気がします(ま、将来のことなので不明ですが。。。)
その時は、NDシステムを買う前にまず家を買ってください、って言ってました(笑)
ユーザープログラマブルにするかどうかをよく聞かれるそうですが、
これについても将来的にどうするか検討中だそうです。
(ま、かなり先の話になりそうですね)
こちらのコメントに、I2Cポートが実装されていた、とのコメントがありましたが、
確かに実装はされていたもののデモシステム(※)では利用されていませんでした。
シリアルポートがI2Cをベースにしているかは不明です。
(NDユニットも電源が必要なので、電源線を省略しているだけかもしれない)
Webに「※鉄道模型の閉塞制御に関する特許を取得しました」の記載があることから
I2Cによる制御を避け、完全に別のプロトコルで動かしているかもしれないですね。
ざっと見たらTOMYTECさんの特許は、PWMを使った閉塞処理の特許のようですね。
※デモシステムは、youtubeのものと同じ線形。
自動運転モードのほかに、手動運転に切り替えることも可能。
但し、引き込み線は基本的に手動運転のみで、
(2線のターミナル駅は自動運転可能(プラン9、10))
PWM周波数は複数が選べる。
50Hz、200Hz、400Hz、800Hz、2000Hz、20KHz(だったかな?)
(但し、周波数設定は一律)
LCDではなくて7セグなところや、3線など、
ちょっとケチってる感が無きにしも非ず。
まあ、LCDに比べて頑丈ですから、小さい子が扱っても安心です。
(あれ?TOMIXって「推奨15歳以上」だったような…(笑))
頑丈なことはいいことです。
※昔ならともかく、いまだと、7セグのほうが高いかもしれませんが(爆)
NDユニット
センサーは、光センサーかなと思っていましたが、モータ等がレールに流れる
(車輛が動く)ことによる検出を行っているようです。たぶん信号機で使われているものの流用のように思います。
また、Webの絵(左)では
センサーは必要最小限しか
書かれていませんが、基本的に
1つのギャップ区間の両端に
必要です。これは、認識&停止位置
を確保する必要があるからのようです。
なので、DCフィーダの2倍のセンサーが必要なのですね。
…ーー|G1|ーーー■S1----------■S2---|G2|---…
Gx:ギャップ
Sx:センサー
→の方向はS2が有効(S1は不要)、というわけです。
(片方向だけの自動運転なら片方のセンサー(この場合はS1)は不要とのこと)
センサーには方向の意味付けがされているので2個を1個に集約はできないとのこと。
なお、→方向での自動運転時、例えば S2 と G2 との距離は停止までの減速に依存。
S2を通過してすぐに止まるのではなく、S2通過後減速して止まる仕組みであり、
G2の通過手前で止まる必要がある。
質疑応答
Q.
機回し(&自動開放)の自動運転はできないの?という質問。
A.
将来的にやってみたいですね、という話がありました。
たぶん無理なんじゃないかなと(笑)
特に、室内灯や尾灯(最近はタキですら付いている)がついていると
通電を検出するので通電検出でのコントロールが前提のTNOSでは厳しい気がします。
Q.
電流はどれだけ流せるの?
A.
1NDユニットで4DCフィーダあり、同時運転できるのでMax 4.8A流せる模様…。
2M14T&室内灯くらいではビクともしない!とも。
このレベルであれば、Arduinoでできそうですねぇ~!
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