新幹線高架の「間借り」終了へ (C)読売新聞
北陸新幹線の高架を間借りして走るえちぜん鉄道の車両(左手前)。
右手前は新設された高架で習熟訓練をする車両=福井市大手2周辺で
2018年6月8日、塚本恒撮影
福井県内延伸を控えた北陸新幹線の高架をゆく、えちぜん鉄道の「間借り運転」が、間もなく見納めとなる。東隣に新設された専用高架での運行が24日に始まるためで、福井駅から約800メートルに限った珍風景が見られるのも半月を残すのみとなった。8日には新幹線の高架を走るえち鉄と専用高架を訓練走行する車両が併走する一コマもあり、鉄道ファンらのシャッター音が響いた。
2022年度末の北陸新幹線延伸に向けた整備事業で、県などは福井駅周辺の高架化を決めている。これに伴ってえち鉄も福井駅舎を新設するため従来の軌道が使えなくなり、先に完成していた新幹線用の高架を15年9月から間借りしていた。
高架化の工事がほぼ完了したため、えち鉄は8日まで5日間の日程で、運転士の習熟を目的とした訓練走行を福井駅-福井口駅間の専用高架(約1・3キロ)で実施した。間借り運転が見られるのは23日夜までで、福井駅の新駅舎が開業する24日に合わせて専用高架での営業運行に入る。
えち鉄は、福井駅と三国港駅(坂井市)、勝山駅(勝山市)の計53キロを結ぶ第三セクター。私鉄によるこうした間借り運転は、阪急電車が開業直前の東海道新幹線の高架を1963年に利用した例があるものの、第三セクターの車両が走るのは初めてだった。県によると、整備新幹線の高架を間借りするのも初めてで、福井駅周辺では8日、二つの高架に併走するえち鉄の車両にレンズを向ける鉄道ファンの姿もあった。
高架の切り替え工事のため、えち鉄は23日午後10時以降、福井駅-福大前西福井駅、追分口駅の区間をバスで代行運転する。【塚本恒】
過去に訪問したことがありまして…
2012年頃の福井駅(新幹線高架)(右側のコンクリート高架)
2012年当時の地上駅。
同じく新福井駅にて。
2年ほど前に、福井を旅したときに、新幹線高架を使った仮駅であったえちぜん鉄道福井駅を利用しました。
この度、正式なえちぜん鉄道福井駅が完成し、仮の新幹線高架駅は返却するとの報道が出ました。
また、訪問してみたいですね!