114番元素は「フレロビウム」,116番元素は「リバモリウム」

IUPAC(国際純生・応用化学連合)は5月30日,114番元素と116番元素の名前が正式に決まったと発表した。新元素の正式な命名は,2010年2月に命名された112番元素の「コペルニシウム(copernicium,Cn)」以来。これによって, 周期表のメンバーとして正式に認定され,名前がつけられている元素は,全部で114個となった。

114番元素の名前は,「フレロビウム(flerovium)」で,元素記号は「Fl」に決定した。この名前は,ロシアの著名な核物理学者G・フレロフ(1913~1990)にちなんだ名前だという。114番元素は,フレロフが創立した,フレロフ核反応研究所で合成された。

116番元素の名前は,「リバモリウム(livermorium)」 で,元素記号は「Lv」に決定した。この名前は,アメリカの「ローレンス・リバモア国立研究所(the Lawrence Livermore National laboratory)」に由来する。116番元素は,この研究所の研究者と,ロシアのフレロフ核反応研究所の研究グループが共同で合成に成功した。

なお,113,115,117,118番元素は合成の報告があるが,IUPACの認定待ちの状態だ。なかでも,113番元素は日本の理化学研究所の研究グループが2004年に世界ではじめて合成に成功した元素である。これらの元素の認定には,さらに追試験を行って,再現性を確かめる必要があるという。元素の命名権は,基本的に元素の発見者にある。 研究が進み,日本に由来する名前をもつ新元素が登場する日も近いかもしれない。

科学雑誌Newton 記事




113番は、「ジャポニウム(元素記号予定Jp)」、「リケニウム(理化学研究に因む、Rk)」が候補だそうです。

114番目が認定されたってことなので、あとは、113番目は”いつ”ってことですかね~!!!