日豊線の車窓から…声の主はあのナレーター

 JR日豊線を走る特急「ソニック」の車内で、大分市に差しかかるころに流れるアナウンスが話題になっている。

 声の主は、テレビ朝日系の番組「世界の車窓から」のナレーターで、同市出身の石丸謙二郎さん。番組と同様に、情感あふれる口調で、大分の魅力を紹介しており、乗客の評判も上々だ。

 制作したのは、大分市と市観光協会。大地震で別府湾に沈んだと伝えられる瓜生(うりゅう)島伝説、「だんご汁」や「関サバ」といった大分の食など90秒前後の6パターンを用意。午前10時~午後5時の間に大分駅に到着する「ソニック」で、今年4月から月替わりで流している。乗客からは「本当に『世界の車窓』を体験しているみたい」「乗るたびに楽しみにしている」といった声が寄せられており、評判を聞いた佐賀市から大分市に問い合わせもあったという。
2011年9月3日16時11分 読売新聞