東北視察の旅:速報版(R2-6-0)

6/20-23 まで、東北をあちこち視察してきました。

中でも、行く直前 (6/18) に、山形県沖で地震が発生(最大震度6強)しました。
死者が出なかったようで、不幸中の幸いだったようですね。。。 

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JR羽越線三瀬駅。ホームの一部が落ち、線路側に傾き、架線も下がったため運休して点検作業が始まった=19日午前6時過ぎ、山形県鶴岡市三瀬地区(柏崎幸三撮影) 

(C)産経新聞社

  18日夜に発生した山形沖地震を受け、JR東日本は19日早朝から羽越線の運休区間の点検作業を始めた。山形県鶴岡市三瀬地区のJR三瀬駅では、ホームの一部が崩落して線路側に傾き、列車と接触する危険性があり、架線にもずれが見られるという。

  JR東日本ビルテック酒田事業所の高橋久志所長は「点検を行い、運行が可能か、安全かどうかを確認していきたい」としたが、ホームが落ちているため、運休は当面続く可能性が高いとの見方を示した。  


というわけで、今回、新潟→秋田を計画していたので、心配で心配で・・・
ところが思いのほか、早く復旧しました・・・。 

何故?

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確かに、ホームがイかれてます。

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ココも完全に崩壊。  修復工事中!

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見にくいですが、駅舎からホームに出られないようにケーブルが引かれてます。。。 
急速に復旧できた理由・・・。 はい、これですね。 
分かりませんか? ヒント: レールが見えてますね。 

そう、隣のホームを通っています。

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下り列車で、島式ホーム(2番線ホーム)は、通常通らないのだ!!! 

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調べてみると、三瀬駅は、こんな線形でした。

上の図で、通常、新潟→秋田は、ストレートな 1番線 を 左から右に走っています。で、今回の地震で1番線ホームが崩壊したので、通常、退避線の2番線を使ってるんですね。

番線 路線 方向 行先 1 2 3

羽越本線 下り 秋田(酒田)方面
(待避線)
上り 新潟(村上・新津)方面

今回2番線に入る前に、一旦止まり、二番線にそろりそろり入り、さらに一旦停止、そして再スタート!となっておりました。
 この慎重な動きは、2番線が滅多に使わないせいなのかもしれませんね。 
ついでに・・・三瀬駅を調べていたら、実は廃線跡があることは判明。。。

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(C) Google map 航空写真

確かに航空写真を見ると廃線跡が分かりますね。(山なりに緑色の築堤がありますね!) 

調べてみると、羽越本線は海岸線を走っていた線をトンネルによる直線化の廃線が結構あるようですね。