MicroACE A-0370 783系 特急ハイパーサルーン有明 (B032-0)


MicroACE A-0370 783系 特急ハイパーサルーン有明


ケースの中身!


1号車:クロ782-4
グリーン席を備える下り方制御付随車。当初は「かもめ」と、西鹿児島を発着する「有明」編成のみに連結されていた。後部(B室)にトイレ・洗面所を備える。定員29名(A室12名/B室17名)。


2号車:モハ783-6
トイレ・洗面所は全車の前位側に備え、パンタグラフを前位側に、主変圧器を床下に搭載する。パンタグラフを撤去し、高圧亘り線を屋根上に設置することで、モハ783系100番台と同等の使用が可能である。定員64名(A/B室とも32名)。


3号車:サハ783-204
1989年に、「有明」(西鹿児島発着分のみ)「かもめ」編成用の増結用として製造された。2次車以降しか存在しない。B室にカフェテリア(供食設備)を備えるが、トイレ・洗面所は備えられていない。定員56名(A室32名/B室24名)。


4号車:モハ783-8
トイレ・洗面所は全車の前位側に備え、パンタグラフを前位側に、主変圧器を床下に搭載する。パンタグラフを撤去し、高圧亘り線を屋根上に設置することで、モハ783系100番台と同等の使用が可能である。定員64名(A/B室とも32名)。


5号車:サハ783-104
1989年に、「かもめ」と、西鹿児島駅を発着する「有明」編成用の増結用として製造された。2次車以降しか存在せず、トイレ・洗面所は設置されていない。定員68名(A室32名/B室36名)。


6号車:モハ783-109(M)
モハ783形とペアを組む。車両番号は相方のクモハ783形の番号に100を加えたものである。パンタグラフは設置されず準備工事に留まっているが、特高圧電力をクモハ783形からわたり線を経て受電することから主変圧器は装備されており、わたり線を撤去し、パンタグラフを設置することで0番台と同等の使用が可能である。その他の諸元は0番台に同じ。定員64名(A/B室とも32名)。


7号車:クモハ783-9
普通席を備える上り方制御電動車。前位側(B室)は座席設置面が20cm嵩上げされ、客用窓が上方向に拡大されている。トイレ・洗面所は未設置。パンタグラフを後位側に備える。定員60名(A室32名/B室28名)。

783系は1988年に営業運転を開始した「ハイパーサルーン」の愛称を持つJR九州の交流特急形電車である。この電車は九州島内特急列車の増発および競争力強化を目的に設計・開発された、JRグループ初の新型車両となった。

車両の特長として、乗降扉とデッキを車体中央部に配する車体とし、各車両の客室を前後に分割しているところが、車端部に乗降扉を設ける一般的な特急形車両と大きく異なる。
客室を乗降扉の前後に分割することで、グリーン席と普通席、指定席と自由席、喫煙席と禁煙席とを必要に応じて柔軟に設定でき、これは輸送単位の小さい地域での短い編成での運用を考慮しているからである。
これらの特長などで485系と比べると居住性は大幅に改善され、また130 km/h運転を前提として設計されたのも特徴である。